コラム

2024.08.22 【不動産購入】不動産業者に対しての価格交渉マニュアル

代表者執筆 買う
【不動産購入】不動産業者に対しての価格交渉マニュアル

竹鼻不動産事務所 株式会社ふるさと不動産総研 代表の竹鼻です。
本日は、価格交渉を成功させる方法についてお話しします。

1. 購入意思を明確に伝える

買う気もないのに「いくらまで下がる?」と聞いてくるお客様は敬遠されます。
(経験上、このセリフを言って実際に購入に至った方はいません)

本気で購入する気があること、そして私は買えるお客だということをアピールしましょう。
買う気はあっても買えないお客様(資金調達の目処が立っていない)であれば、不動産業者は取り合ってくれません。
スムーズに交渉を進めるためにも、住宅ローンを利用する場合は、早めに事前審査の承認を取り付けておくことが重要です。

伝え方の具体的

「この物件に非常に興味があります。事前審査も通っていますので、購入を前向きに検討していますが、価格交渉が可能かどうかを教えていただけますか?」

2. 価格交渉の可否を確認する

担当営業に価格交渉の可否を確認しましょう。
不可と言われた場合は、無理にお願いせずに一旦引き下がります。
担当営業も契約が欲しいはずですので、向こうから何かしらの提案が出てくると思います。
何もなければ本当に交渉できないと思われるので、価格交渉は諦めてください。

可能と言われた場合、担当営業に「いくらまで下げられると思いますか?」と尋ねてみましょう。
具体的な提示がある時もあれば、「逆にいくらになれば買いますか?」と聞き返される時もあると思います。
聞き返された場合は、希望金額を上限として幅を持たせた金額を回答しましょう。
(3,000万円の物件を2,900万円で購入したい場合、2,800〜2,900万円を希望と伝える感覚です)

伝え方の具体例

「3,000万円の物件ですが、予算の都合で2,800万円から2,900万円ほどを希望しています。この範囲で交渉可能でしょうか?」
担当営業と自身の希望条件を擦り合わせできたら次のステップに進みます。

3. 契約希望日を記載した購入申込書を提出する

上記で擦り合わせた条件になることを前提に、購入申込書を提出します。
希望条件が叶うのであれば、即座に契約する意向であることを伝えます。
目安としては、購入申込書の提出から1週間以内には契約したいと伝えられると良いでしょう。
ただ、自分が良いなと感じる物件は、自分以外も良いなと感じている可能性が高いです。
価格交渉が通ったとしても、横槍が入る可能性もありますので、すみやかに契約を締結することを推奨します。

価格交渉をする際の注意点

自分以外にも検討者がいる場合、価格交渉をしてしまった為に購入機会を逃してしまうこともあります。
特に、割安物件はその傾向が強くなりますのでご注意ください。 何事もバランスが重要です。

例えば、人気のある物件に対しては、多少の値引き交渉であれば受け入れられる可能性がありますが、大幅な値引きを要求すると他の購入希望者に取られてしまうリスクもあります。
このような場合は、少しでも有利な条件で契約を進めるために、他の特典(例えば、引渡し時期の調整や家具の一部を含むなど)を交渉材料にするのも一つの手です。

おわりに

竹鼻不動産事務所では不動産を売りたい・買いたい方のご相談を受け付けております。
新潟市の不動産売買は当事務所へお任せください。
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皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

竹鼻不動産事務所 株式会社ふるさと不動産総研
代表取締役 竹鼻 宏幸