新潟市中央区の白山・学校町・旭町周辺で土地を売却する場合、まず気になるのは「新潟島内の土地は、いくらくらいで見られるのか」という点だと思います。
公的価格を参考にすると、旭町・水道町側の中高級住宅地では坪50万円台半ば、学校町通周辺では坪30万円台後半、白山浦周辺では坪30万円前後がひとつの目安になります。
たとえば、令和8年地価公示では、新潟市中央区水道町2丁目808番17が1㎡あたり172,000円、坪単価に換算すると約56.9万円です。
また、学校町通3番町5322番120は1㎡あたり117,000円、坪単価で約38.7万円、学校町通3番町557番13外は1㎡あたり118,000円、坪単価で約39.0万円です。
白山浦1丁目614番43外は1㎡あたり91,800円、坪単価で約30.3万円となっています。
つまり、同じ白山・学校町・旭町周辺でも、旭町・水道町側の中高級住宅地、学校町通の住宅地・路線商業地、白山浦の近隣商業地では、価格の見られ方が大きく異なります。
旭町そのものに近い土地価格を確認する場合は、近接する水道町や学校町通などの公的価格を参考にしながら、道路条件、土地面積、用途地域、周辺環境を個別に確認する必要があります。
特に水道町2丁目の地価公示の鑑定評価書では、土地で3,000万円から5,000万円程度が需要の中心価格帯とされています。
また、学校町通3番町の住宅地では、土地のみで2,000万円から3,000万円程度、新築戸建で3,500万円から5,000万円程度が取引の中心とされています。
ここが、このエリアの土地売却でかなり重要です。
白山・学校町・旭町周辺は、新潟島内の落ち着いた住環境や、教育・医療施設への近さを評価されやすいエリアです。
ただし、土地だけで2,000万円台から5,000万円前後になる場合、買主は立地の良さだけでなく、建物価格、外構費、住宅ローン、毎月の返済額まで含めて慎重に判断します。
この記事では、新潟市中央区の白山・学校町・旭町周辺で土地を売却する場合に、価格相場の見方、買主に見られるポイント、売却前に確認したいことを整理します。
この記事の要点
| 対象エリア | 新潟市中央区の白山・学校町・旭町周辺 |
|---|---|
| 公的価格の目安 | 水道町2丁目:約56.9万円/坪、学校町通3番町:約38.7万〜39.0万円/坪、白山浦1丁目:約30.3万円/坪 |
| 需要の中心価格帯 | 水道町2丁目では土地3,000万〜5,000万円程度、学校町通3番町では土地2,000万〜3,000万円程度、新築戸建3,500万〜5,000万円程度が中心 |
| 価格を見るときの注意点 | 中高級住宅地、文教エリア、路線商業地、白山駅周辺では評価の前提が異なる |
| 主な買主層 | 自宅用地を探す個人、住み替え層、教育・医療施設への近さを重視する買主、建売業者、事業者、収益物件を検討する投資家、隣地所有者 |
| 価格に影響しやすい点 | 白山駅への距離、旭町キャンパス・医療施設への近さ、前面道路、間口、駐車場、土地面積、用途地域、建築総予算 |
| 売却時の考え方 | 新潟島内の立地評価だけでなく、買主が土地建物総額を受け止められるかを整理することが重要 |
白山・学校町・旭町の土地価格の目安
まず、白山・学校町・旭町周辺の土地価格を考えるうえで参考になる公的価格を整理します。
公示地価や基準地価は、実際の成約価格そのものではありません。
ただし、売却価格を考えるときの出発点としては有効です。
| 地点 | 価格 | 坪単価の目安 | 用途・見方 |
|---|---|---|---|
| 水道町2丁目808番17 | 172,000円/㎡ | 約56.9万円/坪 | 旭町・水道町側の中高級住宅地として参考になる地点 |
| 学校町通3番町5322番120 | 117,000円/㎡ | 約38.7万円/坪 | 学校町通周辺の既成住宅地として参考になる地点 |
| 学校町通3番町557番13外 | 118,000円/㎡ | 約39.0万円/坪 | 国道沿いの路線商業地域として参考になる地点 |
| 白山浦1丁目614番43外 | 91,800円/㎡ | 約30.3万円/坪 | 白山駅周辺の近隣商業地として参考になる地点 |
坪単価だけで単純計算すると、次のような価格イメージになります。
| 土地面積 | 坪30.3万円の場合 | 坪38.7万円の場合 | 坪39.0万円の場合 | 坪56.9万円の場合 |
|---|---|---|---|---|
| 40坪 | 約1,212万円 | 約1,548万円 | 約1,560万円 | 約2,276万円 |
| 50坪 | 約1,515万円 | 約1,935万円 | 約1,950万円 | 約2,845万円 |
| 60坪 | 約1,818万円 | 約2,322万円 | 約2,340万円 | 約3,414万円 |
| 80坪 | 約2,424万円 | 約3,096万円 | 約3,120万円 | 約4,552万円 |
この表を見ると、旭町・水道町側の中高級住宅地では、50坪でも土地代が3,000万円近く、80坪では4,500万円前後になることが分かります。
実際に水道町2丁目の鑑定評価書でも、土地で3,000万円から5,000万円程度が需要の中心価格帯とされています。
一方で、学校町通3番町の既成住宅地では、土地のみで2,000万円から3,000万円程度、新築戸建で3,500万円から5,000万円程度が取引の中心とされています。
つまり、白山・学校町・旭町周辺では、同じ新潟島内でも、土地だけで2,000万円台の住宅地として見られる場所と、3,000万円台から5,000万円前後の中高級住宅地として見られる場所があります。
ただし、坪単価が低いから売れやすい、高いから売りやすい、という単純な話ではありません。
学校町通や白山浦は、住宅地・商住混在地・路線商業地としての性格が混ざるため、道路、用途地域、駐車場、建物の使い方によって買主の見方が変わります。
旭町周辺についても、近接する水道町や学校町通などの公的価格を参考にしながら、道路条件、土地面積、用途地域、周辺環境を個別に確認する必要があります。
白山・学校町・旭町エリアで土地売却を考えるときの結論
新潟市中央区の白山・学校町・旭町エリアで土地を売却する場合、まずは「新潟島内の中高級住宅地として見られる土地なのか」「学校町通周辺の既成住宅地として見られる土地なのか」「白山駅周辺の商住混在地として見られる土地なのか」を分けて考える必要があります。
旭町・水道町側のように中高級住宅地として評価されやすい場所では、住環境、敷地のゆとり、街並み、教育・医療施設への近さが評価されやすくなります。
ただし、価格水準が高いエリアほど、買主の総予算は重くなります。
土地だけで3,000万円から5,000万円程度になる場合、買主は立地の良さだけでなく、建物価格、外構費、住宅ローンの返済額まで含めて慎重に判断します。
学校町通の既成住宅地では、土地2,000万円台から3,000万円前後、新築戸建で3,500万円から5,000万円程度という価格帯を、買主がどう受け止めるかが重要です。
一方で、学校町通や白山浦周辺では、住宅地としての見られ方だけでなく、店舗兼住宅、事務所、賃貸住宅、既存建物の再利用なども含めて検討されることがあります。
つまり、このエリアでは「白山・学校町・旭町だから高く売れるはず」と一括りにせず、住宅地・文教エリア・商住混在地・路線商業地のどれとして見られる土地なのかを整理することが大切です。
白山・学校町・旭町エリアの特徴
白山・学校町・旭町周辺は、新潟市中央区の中でも、新潟島内の落ち着いた住環境、文教・医療施設への近さ、白山駅周辺の利便性を評価されやすいエリアです。
ただし、「医療・教育関係者に必ず需要がある」と断定できるわけではありません。
旭町キャンパスや医療施設への近さを重視する買主が検討しやすい可能性はありますが、実際の購入判断では、価格、道路、駐車場、建築総予算、生活動線もあわせて見られます。
また、町名や道路条件、用途地域によって、土地の見られ方は大きく変わります。
| エリア | 見られやすい特徴 | 売却時に意識したいこと |
|---|---|---|
| 旭町・水道町周辺 | 新潟島内の中高級住宅地、落ち着いた住環境、教育・医療施設への近さ | 土地総額が大きくなりやすいため、買主の総予算と建築後の暮らしを整理する |
| 学校町通周辺 | 文教エリア、既成住宅地、国道沿いの商住混在地 | 住宅地として見るのか、店舗住宅併用地・事務所利用も含めて見るのかを分ける |
| 白山浦周辺 | 白山駅周辺の近隣商業地、店舗・営業所・住居系用途の混在 | 駅距離、道路、既存建物、商業性、住居系需要のバランスを見る |
| 白山駅周辺 | 鉄道利用、中央区内の生活利便性、既成市街地としての使いやすさ | 駐車場・道路・建物再利用・土地面積を具体的に確認する |
このように、同じ白山・学校町・旭町周辺でも、住宅地としての品等が高く見られやすい場所と、商住混在地として用途の幅で見られる場所では、価格の考え方が変わります。
査定時には「白山周辺だから坪いくら」と一括りにするのではなく、土地ごとの用途、道路、面積、買主層を分けて確認する必要があります。
旭町・水道町周辺は中高級住宅地としての総額判断が重要
旭町・水道町周辺は、新潟島内でも中高級住宅地として見られやすいエリアです。
水道町2丁目の地価公示の鑑定評価書では、周辺は一般住宅等が多い閑静な住宅地域とされ、同一需給圏は新潟市中央区の新潟島内における中高級住宅地域とされています。
また、需要者は新潟市内在住の二次取得者層等が中心で、優れた居住環境や立地性を求める富裕層を中心とした需要が見込める地域とされています。
ただし、同じ鑑定評価書では、建築費上昇の影響などにより取引は少なくなってきており、地価の先行きは不透明な状態とも整理されています。
つまり、良い住宅地であることと、どの価格でも売れることは別です。
水道町2丁目の公的価格を参考にすると、50坪で約2,800万円台、80坪で約4,500万円台の土地価格イメージになります。
実際の土地売却では、土地だけで3,000万円から5,000万円程度になる場合、買主は建物価格、外構費、諸費用、住宅ローンの返済額まで含めて判断します。
そのため、旭町・水道町周辺の土地を売却する場合は、住宅地としての魅力だけでなく、買主が土地建物総額をどう受け止めるかまで整理する必要があります。
学校町通周辺は土地2,000万〜3,000万円、新築戸建3,500万〜5,000万円の見方が重要
学校町通周辺は、文教エリアとしての印象があり、住宅地として検討される土地もあります。
学校町通3番町5322番120の地価公示では、中規模一般住宅等が建ち並ぶ既成の住宅地域とされ、標準的使用は戸建住宅地とされています。
同地点の鑑定評価書では、土地のみで2,000万円から3,000万円程度、新築戸建物件で3,500万円から5,000万円程度が取引の中心とされています。
つまり、学校町通周辺の住宅地では、土地価格そのものだけでなく、建物を建てた後の総額をどう見られるかが重要です。
一方で、国道沿いや用途地域によっては、店舗、事務所、店舗住宅併用地として見られる土地もあります。
学校町通3番町557番13外の地価公示では、店舗や事務所等が建ち並ぶ路線商業地域とされ、標準的使用は低層店舗住宅併用地とされています。
ただし、同地点では、国道沿いであるものの顧客誘引力のある商業施設は見当たらず、集客力に劣ること、住宅系の用途が増加していることも示されています。
つまり、同じ学校町通でも、住宅地として見るべき土地と、商住混在地として見るべき土地があります。
住宅地として売る場合は、住環境、白山駅への距離、学校・医療施設への近さ、道路、駐車場、土地建物総額を整理する必要があります。
商住混在地として売る場合は、道路幅員、視認性、店舗・事務所としての利用可能性、賃料水準、建物再利用の可能性を確認する必要があります。
学校町通周辺では、町名の印象だけでなく、前面道路と用途地域を見ないと、査定価格の根拠が曖昧になりやすいです。
白山浦周辺は白山駅に近いが、商業性と住居系需要を分けて考える
白山浦周辺は、白山駅に近く、中央区内の既成市街地として検討されやすいエリアです。
白山浦1丁目の地価公示では、小売店舗や営業所等が建ち並ぶ近隣商業地域とされています。
一方で、白山駅に近いからといって、すべての土地が強い商業地として評価されるわけではありません。
白山浦周辺では、店舗・事務所として使うのか、住居系用途として使うのか、既存建物を活かすのか、解体して再利用するのかによって、買主の評価は変わります。
特に古い建物がある土地では、建物を残して使えるのか、解体費を見込む必要があるのかを先に整理しておくことが重要です。
駅に近いことは説明材料になりますが、それだけで価格を押し上げられるとは限りません。
土地価格・地価を見るときの注意点
この記事では、地価公示・基準地価・取引価格情報などを参考にしながら、白山・学校町・旭町エリアで土地売却を考える際の見方を整理しています。
ただし、実際の売却価格は個別の土地条件によって変わります。
土地価格を考えるときは、公示地価、基準地価、相続税路線価、実際の取引価格、現在の売出物件を分けて見る必要があります。
公示地価や基準地価は、地価の傾向を確認するための重要な指標です。
一方で、実際の売却価格は、駅距離、道路条件、土地の形、面積、用途地域、建築しやすさ、買主層によって変わります。
特に白山・学校町・旭町周辺では、新潟島内の中高級住宅地、文教エリア、白山駅周辺の商住混在地が近い範囲に混在しています。
そのため、水道町側の中高級住宅地の坪単価を、そのまま白山浦や学校町通のすべての土地に当てはめることはできません。
反対に、白山浦や学校町通の坪単価だけを見て、旭町・水道町側の住宅地評価を軽く見るのも適切ではありません。
旭町そのものに近い価格を考える場合も、水道町や学校町通など近接地点を参考にしながら、対象地ごとの道路条件、土地面積、用途地域、周辺環境を確認する必要があります。
土地の査定価格の考え方については、土地の査定価格はどう決まる?新潟市で見られる道路・間口・面積・買主層でも詳しく整理しています。
このエリアで想定される買主層
白山・学校町・旭町エリアで土地を売却する場合、想定される買主は土地の場所や用途によって変わります。
特に、中高級住宅地として見られる土地と、商住混在地として見られる土地では、想定すべき買主層が異なります。
| 買主層 | 見ているポイント | 売却時の考え方 |
|---|---|---|
| 自宅用地を探す個人 | 住環境、白山駅への距離、教育・医療施設、駐車場、建築総予算 | 新潟島内での暮らしやすさと土地建物総額を整理する |
| 住み替え層 | 街並み、敷地のゆとり、周辺環境、資産性、土地建物総額 | 価格だけでなく、住環境や土地の使いやすさを伝える |
| 教育・医療施設への近さを重視する買主 | 旭町キャンパス・医療施設への近さ、通勤利便性、住環境 | 対象施設への近さを過度に断定せず、生活利便性とあわせて整理する |
| 建売業者 | 仕入価格、建物を含めた販売総額、道路条件、区画割り | 中高級住宅地でも、最終販売価格が成立するかが重要 |
| 事業者 | 道路幅員、視認性、用途地域、店舗・事務所利用、駐車場 | 学校町通や白山浦では商住混在地としての可能性も確認する |
| 収益物件を検討する投資家 | 賃貸需要、建築費、利回り、融資、将来の出口 | 立地が良くても、土地価格に見合う収益性が成立するかを見る |
| 隣地所有者 | 敷地拡張、駐車場確保、再建築・利用改善 | 単独では使いにくい土地でも隣地には価値が出る場合がある |
同じ土地でも、買主によって価値の見方は変わります。
白山・学校町・旭町周辺では、住宅地としての評価を狙うのか、文教・医療施設への近さを伝えるのか、店舗住宅併用地や事業用地として見せるのかによって、売却方法が変わります。
買主に評価されやすい土地の特徴
白山・学校町・旭町エリアで買主に評価されやすい土地には、いくつかの共通点があります。
- 新潟島内の落ち着いた住環境を説明しやすい
- 白山駅や市中心部へのアクセスを説明しやすい
- 教育・医療施設への近さを評価してもらいやすい
- 前面道路が広く、車の出入りがしやすい
- 間口があり、建物配置や駐車場計画を立てやすい
- 土地面積が買主の総予算に合いやすい
- 用途地域に応じた利用イメージを説明しやすい
- 境界や越境、私道関係などの不安が少ない
- 古家がある場合でも、解体後や再利用後のイメージがしやすい
特に住宅地として売る場合は、単に「白山・学校町・旭町周辺です」と伝えるだけでは足りません。
買主が知りたいのは、日々の暮らしやすさ、車の使いやすさ、駐車場、建物配置、土地建物総額が自分たちの予算に合うかどうかです。
高い坪単価で売却を目指す場合ほど、買主がその価格を出す理由を整理しておく必要があります。
売却時に価格調整が必要になりやすい土地
一方で、白山・学校町・旭町エリアでも、価格調整が必要になりやすい土地があります。
- 前面道路が狭く、車の出入りや建築計画に制約が出る土地
- 間口が狭く、駐車場や建物配置が難しい土地
- 旗竿地や変形地など、建築計画が立てにくい土地
- 古家の解体費が大きくかかる土地
- 土地価格が高く、建物まで含めた総額が重くなりすぎる土地
- 住宅地としては良いが、駐車場を十分に確保しにくい土地
- 商住混在地として見たときに、店舗・事務所・賃貸利用の収益性が弱い土地
- 用途地域や道路条件によって、想定していた利用が難しい土地
土地は、坪単価だけで判断すると見誤ります。
たとえば、水道町・旭町周辺のように中高級住宅地として評価されやすい場所でも、土地代が3,000万円、4,000万円、5,000万円になってくると、買主は建物価格、外構費、諸費用まで含めた総予算で慎重に判断します。
また、学校町通の住宅地でも、新築戸建で3,500万円から5,000万円程度が取引の中心になる場合、買主は土地価格だけでなく、建物完成後の支払総額を見ています。
一方で、白山浦や学校町通のように坪単価が比較的抑えられて見える土地でも、商業性が弱い、駐車場が取りにくい、既存建物の再利用が難しい場合は、買主の検討が進みにくくなることがあります。
狭小地や変形地の売却については、狭小地・変形地は売れる?新潟市で売却前に考えたいことでも整理しています。
道路・間口・駐車場・解体費が価格に与える影響
白山・学校町・旭町エリアの土地売却では、道路・間口・駐車場・解体費の影響を軽く見ない方がよいです。
このエリアは新潟島内の立地や住環境を評価されやすい場所もありますが、新潟市では日常的に車を使う買主も多いため、駐車場を確保しやすいかどうかは重要です。
前面道路が狭い場合、建物を建てられるかだけでなく、駐車しやすいか、除雪やすれ違いに不便がないか、来客用や家族分の車を置けるかまで見られます。
間口が狭い土地では、建物配置や駐車計画に制約が出ることがあります。
白山浦や学校町通の商住混在地では、店舗・事務所として使う場合でも、駐車場や搬入経路、道路からの入りやすさが見られます。
古家付き土地の場合は、建物をそのまま使えるのか、解体が必要なのかによって買主の見方が変わります。
解体が必要な場合、買主は土地価格に加えて解体費も含めて検討します。
そのため、売主様が考える土地価格と、買主が実際に負担する総額に差が出ることがあります。
前面道路が狭い土地の考え方については、前面道路が狭い土地は売れる?新潟市で売却前に確認したい接道・セットバック・駐車場の考え方でも詳しく解説しています。
住宅用地・事業用地・収益用地のどれで見られやすいか
白山・学校町・旭町エリアでは、土地の場所によって、住宅用地、事業用地、収益用地のどれで見られるかが変わります。
旭町・水道町側の中高級住宅地では、まず自宅用地や住み替え用地としての見られ方が中心になりやすいです。
一方で、学校町通や白山浦のように店舗・事務所・住居系用途が混在する場所では、事業用地や店舗住宅併用地としての可能性も確認する必要があります。
また、白山駅周辺や大学・病院に近い場所では、賃貸需要を想定して収益用地として検討されることもあります。
ただし、収益用地として売れば必ず高く売れるわけではありません。
学校町通の路線商業地では、鑑定評価書上でも、賃料水準が低く十分な収益が確保できないため、収益価格は参考に留める整理がされています。
つまり、白山・学校町・旭町周辺では、立地の良さだけでなく、実際の賃料、建築費、利回り、融資、将来の出口まで見て、収益用地として成立するかを確認する必要があります。
住宅用地と収益用地の考え方については、収益用地として売るべきか、住宅用地として売るべきか|新潟市で土地売却前に考えたいことでも整理しています。
査定額を見るときに確認したいこと
白山・学校町・旭町エリアで土地の査定を受ける場合、査定額の高さだけで判断しない方がよいです。
大切なのは、その査定額がどのような買主を想定しているのか、どのような用途なら成約が見込めるのかを確認することです。
査定時には、次のような点を確認するとよいです。
- 水道町・学校町通・白山浦などの公的価格をどう参考にしているか
- 旭町周辺について、どの近接地点や成約事例を参考にしているか
- 中高級住宅地・既成住宅地・路線商業地を分けて評価しているか
- 白山駅や新潟大学旭町キャンパス、医療施設への距離をどう見ているか
- 道路幅員や間口、駐車場計画をどう評価しているか
- 土地だけで3,000万円から5,000万円程度になる場合、買主の総予算をどう見ているか
- 学校町通のように新築戸建で3,500万円から5,000万円程度になる価格帯をどう考えるか
- 住宅用地・建売用地・事業用地・収益用地のどれを想定しているか
- 土地価格に見合う建築計画や収益性が成立するか
- 古家がある場合、解体費を誰が負担する想定か
- 測量や境界確認が必要か
- 高めに売り出す場合、どのくらいの期間を見るのか
- 早期売却を優先する場合、どの価格帯が現実的か
査定額は、売却を保証する金額ではありません。
特に白山・学校町・旭町周辺では、「新潟島内だから高い」「文教エリアだから需要がある」という説明だけでは不十分です。
その価格を出せる買主が誰なのか、その買主にとってどのような利用価値があるのか、土地建物総額や道路条件が成り立つのかまで確認する必要があります。
土地売却を相談する不動産会社の選び方については、新潟市で土地売却を相談する不動産会社の選び方|高値査定だけで決めないためにでも整理しています。
このエリアで土地を売るなら、どう売り出すべきか
白山・学校町・旭町エリアで土地を売る場合、まずは土地の用途と買主層を整理することが重要です。
旭町・水道町側のように中高級住宅地として見られやすい土地であれば、住環境、街並み、教育・医療施設への近さ、道路、駐車場、建物配置、建築総予算を分かりやすく伝える必要があります。
ただし、住宅地としての印象だけで押し切るのではなく、土地建物総額で買主が検討できる価格帯かどうかも整理する必要があります。
学校町通のように住宅地と商住混在地の両方の性格を持つ土地では、住宅用地として売るのか、店舗住宅併用地や事務所用地として見せるのかを分けて考える必要があります。
白山浦のように白山駅に近い近隣商業地では、駅距離、道路、既存建物、店舗・事務所利用、住居系需要のバランスを確認する必要があります。
古家付き土地の場合は、建物を残したまま売るのか、更地にして売るのか、解体費を価格にどう反映するのかも重要です。
また、隣地所有者にとって価値が出る土地であれば、一般公開だけでなく、隣地への打診を検討することもあります。
隣地への売却については、隣地に土地を売るべき?新潟市で隣地所有者への売却を検討するときの注意点でも詳しく整理しています。
中央区内の他エリアと比べたときの見られ方
新潟市中央区の土地といっても、女池・鳥屋野・出来島、上所・近江・新和、新潟駅南・米山・笹口・鐙、関屋・浜浦町・有明、白山・学校町・旭町では、買主が見ているポイントが異なります。
女池・鳥屋野・出来島は、住宅用地としての使いやすさや車での生活利便性を評価されやすいエリアです。
上所・近江・新和は、住宅地としての使いやすさに加えて、上所駅開業後の交通利便性も見られやすいエリアです。
新潟駅南・米山・笹口・鐙は、駅距離、商業性、事業性、収益性、住宅地としての利便性が混在するエリアです。
関屋・浜浦町・有明は、落ち着いた住宅地としての印象、関屋駅への距離、海側・文教寄りの住環境、道路条件による使いやすさが見られやすいエリアです。
一方で、白山・学校町・旭町は、新潟島内の中高級住宅地、文教・医療拠点への近さ、白山駅周辺の商住混在地という性格が重なります。
ただし、白山・学校町・旭町周辺は土地総額が大きくなりやすい場所もあるため、土地建物総額で買主がどこまで価格を受け止められるかが重要になります。
女池・鳥屋野・出来島エリアの土地価格については、新潟市中央区の女池・鳥屋野・出来島の土地価格は?坪単価の目安と売却時に見られるポイントで整理しています。
上所・近江・新和エリアの土地価格については、新潟市中央区の上所・近江・新和の土地価格は?坪単価と上所駅開業後の売却ポイントで整理しています。
新潟駅南・米山・笹口・鐙エリアの土地価格については、新潟市中央区の新潟駅南・米山・笹口・鐙の土地価格は?坪100万円前後の商業地と坪50万円前後の住宅地で整理しています。
関屋・浜浦町・有明エリアの土地価格については、新潟市中央区の関屋・浜浦町・有明の土地価格は?坪50万円前後の住宅地と総額5,000万円前後の売却判断で整理しています。
中央区全体の土地売却で見られるポイントについては、新潟市中央区の土地売却で見られるポイント|立地・道路・駐車場・買主層の考え方でも整理しています。
竹鼻不動産事務所が白山・学校町・旭町エリアの土地売却で大切にしていること
弊社では、白山・学校町・旭町エリアの土地売却について、単に坪単価だけで判断するのではなく、買主がその土地をどう使えるかを重視しています。
白山・学校町・旭町周辺は、新潟島内の住宅地、文教・医療拠点、白山駅周辺の利便性など、説明しやすい魅力があるエリアです。
しかし、実際の売却では、住環境、駅距離、道路、間口、駐車場、建物配置、解体費、買主の総予算、用途地域、周辺競合まで含めて判断されます。
特にこのエリアでは、住宅地としての見せ方が重要になる土地もあれば、商住混在地や事業用地として可能性を整理した方がよい土地もあります。
また、旭町・水道町側のような中高級住宅地では、土地価格だけでなく、土地建物総額で買主が検討できるかどうかも重要です。
住宅地として評価が高いことと、どの価格でも売れることは別です。
収益用地や事業用地として見る場合でも、賃料、建築費、利回り、融資、将来の出口、実際の事業利用のしやすさまで成立しなければ、買主は高い価格を出しにくくなります。
白山・学校町・旭町だから高く売れる、という単純な話ではありません。
弊社では、売却ありきではなく、まず土地の特性、想定される買主層、価格の根拠、売却以外の選択肢を整理しながらご相談をお受けしています。
まとめ:白山・学校町・旭町エリアの土地は、立地評価と総予算で考える
新潟市中央区の白山・学校町・旭町エリアでは、旭町・水道町側の中高級住宅地で坪50万円台半ば、学校町通周辺で坪30万円台後半、白山浦周辺で坪30万円前後の公的価格がひとつの目安になります。
ただし、土地価格や地価だけで売却価格が決まるわけではありません。
水道町2丁目では、土地で3,000万円から5,000万円程度が需要の中心とされており、土地価格だけでなく買主の総予算から逆算して考える必要があります。
また、学校町通3番町の住宅地では、土地のみで2,000万円から3,000万円程度、新築戸建で3,500万円から5,000万円程度が取引の中心とされており、住宅地としての価格感と土地建物総額の両方を見る必要があります。
買主は、住環境、白山駅への距離、教育・医療施設への近さ、前面道路、間口、駐車場、建物配置、解体費、建築費、用途地域、総予算まで含めて判断します。
売主様としては、「新潟島内だから高く売れるはず」と考えるだけでなく、「誰が買うのか」「何に使えるのか」「道路条件や総予算に無理がないか」を整理することが大切です。
白山・学校町・旭町エリアで土地を売却する場合は、住宅用地、建売用地、事業用地、収益用地、隣地売却の可能性まで含めて、現実的な売却方法を考える必要があります。
新潟市中央区の白山・学校町・旭町エリアで土地売却を相談したい方へ
竹鼻不動産事務所では、新潟市中央区の白山・学校町・旭町周辺の土地売却について、価格査定や売却方法のご相談をお受けしています。
「白山周辺の土地価格を知りたい」「学校町通の土地を住宅用地として売るべきか、商住混在地として見た方がよいか整理したい」「旭町周辺の土地が土地だけで3,000万円から5,000万円程度になりそうだが買主がつくのか不安」「古家付き土地をそのまま売るべきか知りたい」という方はご相談ください。
すぐに売却する前提でなくても、現在の価格感、買主層、売却時に確認すべき点を整理する段階でも問題ありません。
新潟市中央区で土地売却を検討されている方は、新潟市中央区で土地売却をお考えの方へよりお問い合わせください。